成長が寂しいママたちへ

私は、生まれてから生後8ヶ月になる頃まで、ずっと毎日が寂しかった。子育てに孤独を感じる、とかパパが全く関与してくれないとか、そういうことではなく、毎日毎日我が子が成長していくことがとにかく寂しくてしょうがなかったんです。

生まれる瞬間は今でも鮮明に覚えています。とても青黒くて冷たかった我が子。赤ちゃんが生まれるってなんて神秘的で本能的なんだろう。

生後1ヶ月は泣き声もフニフニ。鼻の白い斑点。小さな小さな手足。新生児なので周りからは小さいね小さいねと言われますが、当の本人たちはそうなの?くらいにしか思いませんでした。夜泣きや深夜の授乳さえも、ママと秘密を共有しあってる時間みたいでとても幸せに思えましたね。

生後8ヶ月、今はベビーシッターを利用して一生懸命あの時のことを思い出してこうして残しておこうと思うのに、…全く覚えてない。写真や動画をみてやっとあそうだったそうだった。

笑うようになった頃から、それはそれは胸が締め付けられました。かわいい。ずっとママだけ見ていて欲しい。もう子離れが絶望的でした(笑)

その頃から、親子3人川の字で寝ることが増えました。夜中に泣いて目が覚めて、授乳を終えると我が子とパパがすやすや同じ寝相で寝るんです。向き合って仲良く寝ていることもあります。

このまま時間が止まればいいのに、と本当に毎日幸せで泣きました。産後うつもあったのかな。

生後8ヶ月になって、今はつかまり立ちに夢中。毎日腰をいためながら支え歩きを手伝っているわけなんですが。毎日キラキラして愛しさは増すばかり。

「赤ちゃん 成長 寂しい」とか「成長 泣ける」と何度ぐぐったかわかりません。ママ同士の掲示板の中にも同じことを質問されている方がたくさんいて、「大丈夫、子どもはいくつになってもずっと可愛い。どんどん愛しさが倍増していくから覚悟した方がいいですよ(笑)」という回答をみて、少し安心したんです。

でも不思議とこの頃から、毎日泣いてしまう境地から、生理前に気持ちがブワッと盛り上がって泣く、という以外は落ち着いてきました。成長が嬉しい、という気持ちがやっと勝ってきたんです。歩けたら楽しいだろうな、喋れたらもっと笑ってしまうんだろうな、と。

ミルクの匂いが消えると寂しいんだろうなってずっと思ってたんですけど、実際、シャンプーを初めてすっかりメリットの匂いになりましたが、案外こんなものか、という感じ。寂しさより、汗くささなくなってよかったねみたいな(笑)ミルクの匂いも悲しいかな忘れているんでしょうね。時が経つとずっと覚えておきたいことも忘れてしまう。それも成長に必要なことなんですね。

こんなに小さな手が大きくなっちゃう、歯が生えてきちゃう、ムチムチがなくなっちゃう…切り取っておきたい「今」もこの瞬間も過去になるんだなとはかなく思いますが、だかはこそこれからがより一層楽しみになるんだきっと。

まじまじとママやパパの顔を見て、何か考えてるようにも見えるし、何も考えず本能でニコッと笑い返してくれるようにもみえる。でも確かにママとパパは理解してる。一生懸命こっちに向かって来てくれる。後追いも止まらないけど、こんなにも必要とされることに愛しさが止まりません。

きっと親離れするまで、ノンストップで光の速さで駆け抜けていくんだろうな。最近S N Sを見ていて、「こなすように育児をしていたことを後悔した」というのを見てハッとなりました。なんとなく遊び方やひとりでも大丈夫かなと思うときがわかってきて、たしかにルーチンのようなテンプレートのような育児になっていたかも。全力で愛しているのは変わらないけれど。

こんな風に文字で残したくなるのは、やっぱり今の気持ちを忘れたくないから。匂い、感触、気持ち。これはどうしても画像や動画残せないから。

今日もありがとう。生まれてきてくれて、本当にありがとう。おやすみ、また明日。

結婚・離婚・再婚を経て、現在ひとり息子のママです。自分の記録のためのブログですが、同年代のライフスタイルの「選び方」のヒントになるようなレビューサイトを心がけています。

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