デザイン解剖展
六本木にあるデザイン専門施設「21_21 DESIGN SIGHT」でデザインの解剖展(2016年10月14日~2017年1月22日開催)を見てきました。
デザインの解剖展
身近な製品を「デザインの視点」で解剖し、各製品の成り立ちを徹底して検証する試みです。本来の「解剖」が生物体を解きひらき、構造や各部門の関係、さらには条理を細かに分析していく行為であるように、ここではデザインを解剖の手段として、とりあげる製品のロゴやパッケージのレイアウトや印刷などのグラフィックを解析し、製品の内側の仕組みまで細かな分解や観察を重ねます。
ということで。
本気が伝わる展示会
間違いなく心を動かされる展示会だと思います。
身近な商品がこんな露わな姿で見るという発想もなかったし、画になるような仕掛けがところどころにある。実物(もしくは等身大)を使ってすべてを解説しているのも圧巻。
とにかく本気が伝わる展示会でした。
何かのネット記事で、「本気でやる人はいつだってちょっと気持ち悪い」というのを読んだことがある。もう何の記事だったかも思い出せないけど、妙に納得してずっと覚えている。人から気持ち悪がられるくらい夢中にならないと、新しい見え方とか価値観は生まれないんだろうな。でも別にこの解剖展を作り上げた人たちは気持ち悪いとは思わないよ。あくまで「気持ち悪がられるくらい」っていう比喩の意味。
ここまで歴史やパッケージを紐解いて、夢中で解剖したものが人の「なつかしい」とか「知らなかった」とか「なにこれ」っていう心を動かしている。
わたしはとても飽き性なので、ほんとに素敵だなと思う。
デザイン解剖展
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